JAPANARIZM「群青花火」ツアー —— 渋谷音楽堂が湧いた熱狂と未来への狼煙
2025年11月30日、渋谷音楽堂で開催されたJAPANARIZMのツアー公演は、開演前から客席が満員となり、期待感で空気が震えていた。会場全体に集まったファンの熱い視線がステージへ注がれるなか、ツアータイトルにもなっている「群青花火」が1曲目として放たれると、熱量は一気に頂点へ。照明が弾け、会場に響く力強い歌声とファンのコールが混ざり合い、渋谷音楽堂は一瞬にしてJAPANARIZMの世界へ染め上げられた。
この日のライブは、単に音楽を“聴く空間”を超えた。ステージと客席が響き合うように熱を帯び、メンバーとファンが同じ物語を紡いでいく一体感が、時間を追うごとに深まっていく。満員の客席が揺れるほどの声援に、メンバーは全力のパフォーマンスで応え、その熱の波が何度も押し寄せた。
ステージには、この日初披露となる新衣装が最初からお目見えした。「和」の要素とデニム生地を組み合わせた大胆なデザインで、伝統とストリート感覚を融合させた衣装は、それぞれの個性を際立たせながらもグループとしての統一感を感じさせた。登場と同時に、会場からは驚きと歓声が巻き起こり、特別さを鮮烈に印象づけた。
ライブ中盤では、新曲「逆境突破」が初披露された。作詞はぱんだ。、作編曲を河村カツキが担当し、強いメッセージ性と疾走感を兼ね備えた楽曲となっている。力強い歌声とダンスが重なり、ステージは未来へ突き進むような勢いに包まれた。
新曲はサブスクで配信されており、ファンは余韻そのままに聴き返すことができる。
視聴リンク: linkco.re/FB37S13a
そして、公演の終盤で重大発表が行われた。
2026年3月30日、JAPANARIZM 5thワンマンライブが duo MUSIC EXCHANGE にて開催決定。
会場に広がった歓声は、これまで積み重ねてきた歴史と、これから迎える新章への期待を象徴していた。ファンにとってもメンバーにとっても、単なるツアー公演ではなく、“新たな始まり”を刻む瞬間となった。
渋谷音楽堂に刻まれた熱狂は、JAPANARIZMがこれからも挑戦を続け、夢を広げていくことを確信させてくれる。
1曲目の「群青花火」から新曲「逆境突破」まで、そして重大発表に至るまで——そのすべてが、メンバーとファンがともに歩んできた軌跡と絆を鮮やかに浮かび上がらせたライブだった。

